アイドルマスター シンデレラガールズ U149(アニメ)
今期唯一毎週追ってるTVアニメ。
デレマスの身長149cm以下アイドルでユニット組んだよというロリコン企画。
個人的にはロリコン作品ではは無いと思っているが、定型的な特徴を見るとまあロリコン作品ですよね
意外にストーリーは骨太でアイドルと新人プロデューサーの成長を真面目に描いていく。
既に原作は13巻ものストックがあるのでどうアニメ化するか気になっていたが、追加メンバーは省いて各キャラの紹介回を毎話やる形になるっぽい。
原作は割とゆっくりページ数を使って話を動かす印象があるが、アニメ化にあたって上手にアレンジしてテンポアップできていた。
プロデューサーからアイドルに対するリスペクトや、プロフェッショナリズムと子供らしさで揺れるアイドル達の心情など、原作のコアになっていた部分はしっかり表現しつつ、アレンジが効いていてかなりストーリーに満足して見れている。
作画面もかなり出来が良く、キャラのデザインや動きからは絶妙な「子供らしさ」を感じられる。動きのあるシーンのカメラワークやギャグシーンの表情の崩し方も小気味いい。
https://youtu.be/7hOZPtgp6_A
6話時点でもう櫻井桃華回と的場梨沙回を回収できたのでもう満足感があるが、ここからどう1クールでまとめるかが楽しみ。
2023.07.03 追記
最終話まで見終わった。
メンバーの中で一番大人らしくあろうと悩むありすに焦点を当て、大人の事情を割り切れないプロデューサーや動揺するありすの両親を描くことで「大人も子どもも夢を語っていいし、泣いてもいい」と結論づける流れはキレイだった。
ありす母が出産後に司法試験受かって弁護士やってるスーパーウーマンだったのは驚きだが、そりゃ家帰るの遅くなる。
喫煙所や居酒屋など大人の社会の描き方がやけにリアルだったのは、子どもの世界との対比だったのかなと思ったり。
自分は吸わないのに喫煙所に入って上司の会話を聞きに行く課長は仕事できるんだろうな。
最終話も含め、基本的に仕事上のトラブルに対応するのは大人や先輩達の仕事として描かれ、子ども達は自分自身と向き合うとしっかり区別されていたのは好感が持てた。(みりあはトラブルに自分で自然と対応できてた気がするけど)
訳分からんポエムも無く、プロデューサーが何とか想いを言語化してアイドル達に伝えようとするセリフ回しも共感できる部分が多く、心動かされた。
1クールでオムニバス的なキャラ紹介を行ったこともあり、全体のストーリー構成はやや薄味ではあったが各話ストーリー・作画ともに高クオリティを維持しており、満足度の高い作品だった。
最後続編に繋がるシーンもあり、今後の展開が楽しみ。
アイマスにほぼ触れてきて無い人からするとどうなのかは気になるところ。